本日はジャイアント馬場さんの命日となります。(深夜なので日は超えましたが…)
馬場さんが亡くなられて、もう14年の月日が流れたことになります。
私がHPやブログを通して、毎年のようにこの命日には馬場さんの思い出を書いていますが、欠かさず書いていることは、やはり今でも馬場さんを尊敬しているからに他ありません。
今、プロレス界は様々な面で苦境に立たされている状況です。
新日本プロレスはアントニオ猪木から脱却し、ユークス→ブシロードと企業が経営母体となり、大きく生まれ変わり、また昔と違った形でプロレスを充実したコンテンツに育てつつあります。
またDDTのように多角的な経営で軌道に乗っているプロレス団体もあります。
しかし、馬場さんの遺伝子を持つと言われている(私はそう思わないが…)ノアは内部がバラバラで主力選手の退団により苦境に立たされています。
そして、馬場さんが創った全日本プロレスは計画倒産が噂されている有様です。まあ今の全日本プロレスは完全にジャイアント馬場の名前を消し去っているので、どうでもいいですが。先人を偲ぶこともできない人間味の無いような人達が経営しているような団体は滅びるでしょう。
私がどうしても残念なのはプロレス界自体がジャイアント馬場さんという偉大な方を偲ぶことができない世界になっているところです。せめて何かしらの思い出話などがあってもいいのではないかと思うのは勝手だろうか・・・。
近年はブログをするレスラーも多くなりました。
以前の全日本プロレスを感じさせてくれるレスラーのブログを巡回してみたら、
ジャイアント馬場さん:渕 正信オフィシャルブログ – 酔々ブルース
和田京平レフリーはブログで「馬場さんの命日はハワイで過ごす」と記されています。
ハワイヽ( ´ー`)ノ:和田京平オフィシャルブログ – カウント2.9
まあ、どうでもいいが、一応ターザン山本も少し語っています。
プロ格コラム | 今日、1月31日はあの馬場さんが亡くなった日なのだ……【ターザンカフェ】
私はジャイアント馬場さんの誠実さが大好きでした。
それは馬場さんの弟子のレスラーにも感じられ、その誠実さがリングの上に表現されました。
何よりそれを感じたのは、相手レスラーの特徴を生かしながら試合を成立させるところでした。
そして、それを何より表現できたのが、今年の5月に引退する小橋健太選手でした。
同世代の三沢、川田、田上に留まらず、ハンセン、ベイダー、ゴディ、ウイリアムス、エース、パトリオット・・・中々名勝負に成立しにくい外国人選手相手にでも素晴らしい試合を繰り返しました。
相手を生かし、そして勝つ・・・それが馬場イズムだったのだと私は思います。
仕事でもそう、周りの仕事仲間を生かさなければ組織は成立しません。お客さんの立場を考えて、少しでも相手の利益になることを考えなければ信用は生まれません。そういうことを馬場さんを通じて学ぶことができたのは、私にとっては財産です。
社会の中に埋もれていると、自分の利益だけしか考えない汚い人間たちがたくさんいます。
昨今の体罰問題しかり、それを取り締まるどころか隠ぺいする人間たち、そして仲間の死より自分たちのクラブ活動を優先するような同志、保護者。
人間は人の生き方、態度、行動で学んでいくものだと思います。
ジャイアント馬場さんはそれをみせてくれる人でした。
私がプロレスファンとして誇りに思うこと、本当によかったと思うこと、それはジャイアント馬場さんを知ることができたことです。
これからも汚い社会に心が乱れそうになった時、馬場さんを思い出せる環境があればと思います。
くだらないマスコミに作られた偽善者のようなスポーツ選手はたくさんいます。
そういう人間が偉人伝記みたいな形で子供だましに使われてるケースにうんざりしますが、馬場さんのような方こそ、これからも伝えていかなければならないですし、そういったエピソードはたくさんあるはずです。
そんな話を、どうか馬場さんから教えを受けた人達に語り継いでほしいと思います。
今回は馬場さんの試合より何となく人生を見てみたいと思う。
YOUTUBEに画像は悪いが、「知ってるつもり」の動画があったので是非ご覧ください。
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