新生全日本プロレスが再スタートしました。

格闘技

 今、相変わらずの多忙な毎日を送っています。今週いっぱいを乗り越えれば、通常のような毎日に戻れると思いますので、何とか頑張って仕事もプライベートもしっかりこなせる日々を送りたいものです。どうしても仕事が忙しいと落ち着かなくて休日にイベント等に行ってもゆっくりできないのが辛いので、しっかり満喫できる状態にしたいと思います。

 
 昨日は2派に分裂した全日本プロレスが再スタートしました。
 私は正直な話、小橋建太選手が引退したことでプロレスとは一線を引くことになると思っていましたし、今でもそれほどプロレスに対して昔のような感情移入ができません。
 そんな中、今回の全日本プロレスの再スタートの記事、ネットでの評判(ツイッターなど)、そして本日のサムライTVでのニュースなどを観ていると少しワクワクするものを感じたのも事実です。

 今更でもないですが、私はジャイアント馬場さんが大好きであり、人生において最も尊敬する人物です。
 その馬場さんが作り上げた全日本プロレスがいつの間にか、馬場さんと関係のない武藤選手が引き継ぐことになり、それにより馬場カラーを排除されてしまったため、全日本プロレスに対する思い入れは完全に無くなりました。(これに関して、武藤選手が悪いわけでもありません。)
 
 そして今回の再スタートをした映像を見ました。
 全選手が揃ってリング上で挨拶をした訳ですが、その中に馬場さんの直弟子である秋山選手、大森選手、ケア選手、金丸選手がいて、和田レフリーに木原リングアナがいる。そして、渕選手もその輪に入りました。
 秋山、大森、ケアの3選手の揃った姿を見たとき、四天王の後を引き継ぐべきであった3選手がそろい踏みしたんだと実感した自分がいました。(本田選手や泉田選手、井上選手は引き継げなかっただろう。。。)
 その瞬間、三沢選手たちが大量離脱した後、止まっていた時計の針が戻ってきたような感覚になったのです。四天王(三沢、川田、田上、小橋)の時代が終わり、その続きを今から始めようと言っているようにも見えました。

 そして、もう一つ。
 全試合が非常にクオリティの高い試合だったと評判が高く、実際メインの諏訪魔VS潮崎の試合のダイジェストを観たら、本当に感情の伝わる試合であり、久し振りに観てみたいと思えるものでした。
 私はどうしてもエンターテイメントに走るプロレスを好きになれません。過度な試合前の演出に、リングの戦いとのリアリティを無くす選手の試合前のダンスなどの自己アピール、何度もしつこく行う試合中の選手の観客へのアピール、大一番なら終わらないのに通常の試合だと予定調和のように終わるフィニッシュなど…こういう試合を見ていると選手の必死さがどうしても心に突き刺さらないのです。

 プロレスがブックのあるものであったとしても、そこまでに至る中で相手の攻撃に耐えたり、きれいな技を見せたり、感情を表したり…様々なところで個々の戦いがあると思います。そういった選手の必死な姿を見ることで観衆は終わった後に感動するのではないでしょうか。
 だからこそ、過剰な演出や試合後のカッコつけたマイクパフォーマンスでなく、リングの戦いでその選手たちの心を見せ、ファンはそれを見てそれぞれが様々な想像力を掻き立てながら感情移入をするのではないかと思うのです。

 それはプロレスに関わらず野球でのその他のスポーツにでも言えることだと私は考えます。
 例えば、あくまで私の感性ですが、阪神タイガースの選手がホームランを打った後に選手達で変なパフォーマンスをしていますが、本気で戦っている選手が本当にそんな笑いながらパフォーマンスができるでしょうか。もし世界大会などでそんな事して敗戦でもしたら、大きく叩かれるでしょう。あのオリンピックでの日本代表の野球選手たちが皆で変なポーズを決めていたシーンが思い出されます。

 プロレスをスポーツとして捉えるかは別として、戦いがあることは事実です。その戦いの中でベストを尽くすことこそ、最高のスポーツのパフォーマンスであると思います。

 今後の全日本プロレスが本当の意味で王道プロレスの原点回帰ができるのか、楽しみにしております。

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