プロレスリング・ノア~三沢光晴メモリアルナイト~観戦レポート②

 レポート続きです。

 第8試合 潮崎豪 VS バイソン・スミス

 三沢光晴メモリアルマッチ、最後の試合です。

 三沢選手最後の試合となったタッグマッチに参加した者同士のシングルマッチです。

 雑な試合が目立つ潮崎選手がメインをしっかり締めることができるか注目していました。

 潮崎選手は腰のテーピング等を巻いていたので、腰を痛めているようです。

 試合は潮崎選手がバイソン選手の膝、バイソン選手が潮崎選手の腰を攻めることにより試合が進んでいきます。

 大味な二人の試合なので、雑な試合になるのかと思っていましたが、意外とバイソン選手が試合をリードしていたように思えました。

 後半において、要所要所で決めるバイソン選手のラリアットは効果的で、なかなか説得力があり、随所にバイソンペースになっていました。

 潮崎選手も一つ驚いた技を出したのが、トップロープに両者が立ち、バイソン選手がアイアンクロー落とし?を狙ったのを、逆に雪崩式フランケンシュタイナーに切り換えした時ですね。正直頭から落ちそうで怖かったですが、何とか二人ともうまく受け身をとってました。しかし、ちょっと危険のように感じました。

 最後の攻防はバイソン選手のラリアット(何回出すねん(笑))や潮崎選手のゴーフラッシャーなど、一進一退の攻防の中、最後は潮崎選手のエメラルドフロウジョン、エルボー連発からのランニングエルボーで潮崎選手の勝利。

 私が思っていたよりはいい試合でした。もう少しうまくやれば、名勝負になったのではないかと思う試合でした。

 もう少し試合を重ねるといいライバル同士の試合に完成できるかもしれません。

 バイソン選手の必殺技(バイソンデニエル)が出なかったこと、潮崎選手の技がきれいに決まらないこと、がもったいなかったです。

 特に潮崎選手の最後のエメラルドフロウジョンは完全に型になっておらず、背中から落とすような感じでしたし、最後のエルボーも普段出さないのでエルボーというよりタックルみたいな感じで説得力に欠けました。

 ゴーフラッシャーも、投げ捨てブレーンバスターみたいな感じでした。

 無理して力技に固執しなくても、大きな選手にも小さな選手にもきれいに決めれる技を数種類持つことが今の潮崎選手には大切なのかもしれません。

 でも、あのブリッジで来てないジャーマンはやめてほしいです。

 

 まあ、まだ荷が重いメインのように思えましたが、最後は一部から潮崎コールも起こってたし、良く頑張ったと思います。

 後もう少しシングルマッチの機会を増やして、どのようなタイプでも合わせられる器量のある試合の組み立てができれば、本当のエースになるでしょう。今は自が強すぎるように思います。

 両選手が退場して、ファンは三沢コールをするために帰りません。

 一部で「三沢コール」が起ころうとしてましたが、「まだ早い!」などという声も聞こえてくる有様です(笑)

 誰もがスパルタンXがかかるのを待っていたところ、非常に小さい音で「スパルタンX」のイントロ部分が流れました。まさかと思いましたが、その音量のまま流れ続け、非常に微妙な三沢コールの中、リングに緑のテープが投げ込まれました。

アサダトレーナー(大阪府豊中市)のスポーツ日常日記

 緑のテープが一部から大量に投げられているということは既定路線だったのだと思いますが、どうして大きい音量でスパルタンXをかけなかったのでしょうか?これを大きな失敗だと思います。何か事情があったのかな?

 流れていたのが、日テレ時代から使っている(変なアレンジのやつでない)正調のスパルタンXだっただけに、三沢コールがまともにできなかったのはとても残念でした。そのために行ったようなものなのに・・・。

 でも、今日は小橋サプライズ登場というビッグプレゼントがあったので、許せました。

 帰り道、小橋選手が震災の義援金募金の箱を持っていたのを見つけたので、思わず募金に行きました。

 初めて小橋選手と少し会話をしましたが、「次の大阪来てくれるのか?ありがとう。」とため口(笑)で声をかけてくれました。相手の目をしっかり見つめ、しっかり握手して答えてくれた姿には、いつもの熱い小橋選手のままでした。まさか、今日初めて小橋選手と、しかも2回も握手するなんてね。まあ私にとってはこの年齢になっても小橋選手はヒーローなので。。。(私のヒーローの中で後、会話したこと無いのは、野茂選手くらいかな(笑))

 そのまま第一競技場の入り口入ったロビーで、三沢選手の偲ぶ会が行われました。

アサダトレーナー(大阪府豊中市)のスポーツ日常日記

 会場に飾ってた大きな遺影を持ってきて、飾られていました。

 お亡くなりになられた時間に仲田GMはじめ一部の所属レスラー(全員ではなかったと思う)が来て、10カウントのゴングともに黙とうを捧げました。

 それだけでしたが、最後は拍手と共に終了しました。

 小橋選手登場のサプライズで満足してしまったので、何とも言い難いですが、最後の三沢コールの中途半端さ、試合全体の内容で言うとまだ課題の多い大会であったように思います。

 試合としては、まずはファンがこの選手に絶対勝ってほしいという雰囲気が必要に思います。いい試合をしても、ファンが熱狂していないのが現状です。そういう意味では絶対的カリスマである小橋選手を利用することが大事なのかもしれません。

 後は、KENTA選手がどの選手に牙をむけるかですね。彼がベビーフェースになるのか、ヒールになるのか、はっきりさせた方がいいと思います。「どっちでもねえんだよ」という都合のいい言い回しはしない方がいいと思います。

 次回の小橋建太復帰戦は観戦に行く予定です。

 前の井上雅央とのシングルマッチみたいなお茶濁しカードだけは避けてほしいです。

 

 

 

 

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