本日は全日本プロレスファン感謝デーに行ってきました。
昨日は1日中京都、今日は朝からの用事を済ませて帰宅後すぐにプロレス観戦と言う、またまた忙しい週末となりました。
会場に到着したのは開場直ぐ。
お目当てはファンクラブ対象の全日本プロレス所属選手全員との記念撮影と言う考えられない豪華なサービスでした。
秋山選手が社長になってファンクラブが発足した際にもあったと思いますが、今回はKENSO選手やエボリューションのメンバーも含めての本当の全選手登場に大変驚きました。
こちらの写真は生涯の記念になるはずです。本当にありがとうございました。
会場は大変多くのファンが最初から集まっており、グッズ売り場のあるロビーも大変賑わっていました。
こういった興行には多くのファンが集まると何かしらの熱気を感じるのですが、今日は試合前からそんな予感を感じさせる雰囲気があったと思います。
また全選手が入場時にサインボールを投げ入れるという
試合開始前には選手会長の潮崎選手からご挨拶があり、第1試合がスタート。
現三冠王者である曙選手と若手の野村選手、青柳選手二人とのハンディキャップデスマッチでした。
私はこういったハンディをつけてもやられる若手選手を見るのはあまり好きではありませんが、デカい曙選手に食らいついていく姿と強烈な張り手でトップの厳しさを教える、まさしく横綱の曙選手の厳しい姿には逆に好感も持てました。
第2試合にはいきなり伝説のプロレスラーであるドリー・ファンクJr.選手が登場。今日対戦する、こちらも日本のレジェンドである藤原喜明選手との対戦は初めてだったんですね。そりゃそうか。。。
ドリー選手も74歳という恒例なのになんとなくでも試合を成立できる技量には驚くばかりですし、それを作り上げる3選手も非常に素晴らしいレスラーです。渕選手のリアクションに自然と笑いも起こる楽しい試合でもありましたが、本当に和みました。それでいて20分時間切れ引き分け。全日本プロレスの歴史を感じる「カクトウギのテーマ」と「スピニングトーホールド」の名曲を同時に聴け、感動的でもありました。全日本プロレスは歴史があり、それは他にない何よりもの利点ではないかと思いました。
第3試合の4WAYマッチはファンが勝利者を予想し、あった人には抽選でプレゼントが当たる面白いファン感謝デー企画でした。
私の予想は鈴木鼓太郎選手でしたが、ズバリ的中しました。しかし、プレゼントは残念ながら…(笑)。
団体が用意したプレゼントの後、鈴木選手自らが当日使用したリングシューズを脱ぎ、再び抽選で1名プレゼントするサプライズまであり、選手自身もこのファン感謝デーでのファンへの心を見せてくれる粋な計らいでありました。
その後は会場のファンにプレゼントが当たる大抽選会があり、秋山社長自らがリングに上がり、抽選しながらプレゼントを手渡しされました。
そして休憩中では小学生以下の子供たちにリングを開放するサービスがあり、うれしそうにリングで走ったり、ロープから跳ぶ子たちの姿が微笑ましかったです。
第4試合は秋山選手とSUSHI選手のコンビの動向に注目が集まりましたが、SUSHI選手の勝利に沸いたものの、KENSO選手にはベルトで殴られるし、次につながる何かが見つかりませんでした。まあ、今後に続く…ということかな。
第5試合は注目されたのは、諏訪魔選手率いるエボリューションの武装化というのがどういったものであるか…でした。
何やらバズーカなどを入場時に持ち込んでスモークを発射させていましたが、意図がよくわかりませんでした(笑)。入場テーマも変わってましたが、チームの時に使用するのか、諏訪魔選手個人曲が変わるのかはまだわかりません。
試合後ももう一度バズーカを持ち込んで、打ち上げていました。そういうファンサービスだったのかな?
メインイベントは世界タッグ選手権試合、潮崎、宮原VSゼウス、ボディガーでした。
私は正直、今年になって毎回メインにゼウス選手が出てくることに疑問を感じていました。大阪が地元で人気があるからと言って、実力がまだまだ上位とは思えません。ましてや、今回はより疑問を感じるボディガー選手共々です。ですので、あまり期待はしていませんでしたが、会場の雰囲気は非常に盛り上がった状態で試合開始となりました。
試合中はやはりボディガー選手が特に役不足なのか…と思っておりましたが、終盤のツープラトン攻撃からラリアットで宮原選手を2カウントに追い込み、再び2度目のラリアットの時は「あわや…」という雰囲気を作り上げました。最後は宮原選手のジャーマンスープレックス⇒ダルマ式ジャーマンでボディガー選手が破れたものの、ジャーマンを自力で返した時も大いに盛り上がりました。
メインは全体を通しても、非常に盛り上がった素晴らしいメインイベントでした。今年の2月に私が少し苦言を呈したゼウス選手の攻撃の雑さと言うか危険さも今回は感じませんでした。きちんと受けに耐える攻撃をしていたように思います。
最後は宮原選手がマイクで締めましたが、彼も本当に逞しい選手になったと感じました。今日の試合を見ても、まだ人気が伴っていないようにも思えましたが、若い宮原選手がこれからの全日本プロレスを支える一人になってくれると確信できるようになってきたのは全日本プロレスにとっても大きいと思います。
非常に満足度が高かった大会でしたが、その後驚いたのは帰り道で多くの選手がファンの見送りに立ち、求められたら一人一人に握手をしていたことでした。
その中には秋山社長や大森選手だけでなく、若手選手や”元横綱”曙選手まで。。。曙選手も”元横綱”という大きな肩書きがあってもそれに驕らず、全日本プロレスのために皆と一緒にファンサービスに徹していた姿を見た時に、今の全日本プロレスのレスラー達は再び輝きを取り戻すために一致団結して頑張っているんだということが強く伝わってきました。
これだけファンに尽くした大会になったのですから、満足度は非常に高い興行でした。こういったレスラー達の志がいつしか多くのプロレスファンに伝わって、昔のような人気になって欲しいし、正直な話、レスラー達も潤って欲しいと願います。
今日の盛り上がりは、昔を知る私としてもそれに近くなってきたと思えるものでした。ただ、それがゼウス・ボディガーという大阪人気があったからなのか、それを差し引いてもそうだったのかはわかりません。しかし、このレスラー達の心が続く限り、全日本プロレスの会場には再び多くのファンであふれるようになると思いますし、それを願っています。
どうか、昔のファンも新しくプロレスファンになった方も全日本プロレスの大会に一度観戦に行ってライブを味わってほしいと思います。
今月はささきいさおさんのライブもそうでしたが、大変素晴らしい大会を見れたことを感謝します。
頑張れ!全日本プロレス!!
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