週刊プロレス、白石全日本プロレスオーナーのインタビューを読んで

 本日発売の週刊プロレスを購入しました。
 目的は、全日本プロレス王道トーナメントの記事…というよりは、全日本プロレスオーナーの白石氏のインタビュー記事を読みたかったためです。

 

週刊 プロレス 2013年 10/9号 [雑誌]
ベースボール・マガジン社 (2013-09-25)

 全日本プロレスの今後がどうなっていくのか…をインタビューを通じて知りたかったのが主な目的です。

 読んでみた感想は、思っていた以上に今後の全日本プロレスの展望が期待できるのでは、と感じました。
 ただ、今まで様々な問題発言を通して物議を醸した白石氏だけにどこまで信用ができるかは、まだまだ何とも言い難い部分があるのは事実ですが…。

 今回のインタビューの中で気になった部分を引用してみると、

 「最後にもう一回だけトライして全日本を救済してみようと思った背景には、ジャイアント馬場さんの見えない意思が芯としてあったんです。」

 今回の分裂騒動を受け、諏訪魔選手が全日本プロレスの伝統とプライドを守りたいと言う一心から残留を決意し、バーニングのメンバーが新団体の条件提示と天秤をかけなかったこと、そして古株である木原リングアナや和田レフリーなど古株の社員が一つになって繋がっている点を上記の表現で表していました。

 そして、今回の分裂によって、アメリカンスタイルのエンターテイメントスタイルを目指す武藤選手の新団体と純粋な肉体や技術、心がリング上でぶつかるスタイルの王道スタイルとの棲み分けができたとも語っております。
 この部分に関しては非常に共感します。

 先日、武藤選手の新団体のW-1の試合をサムライTVにて視聴しました。
 言い出したらキリが無いですが、芝居がかった試合の数々に興ざめし(カズ、近藤VS田中、金本のタッグマッチはまあまあ良かったが…)、何故かメインイベントの勝利者チームが引退した馳氏の裏投げを受け、リングから退散するシーンを見て情けなくなりました。なるほど、今回の石川県での試合に尽力した馳氏が主役になる大会ということですね。
 未来と称されたKAIVS真田選手の試合も全く熱意が伝わる試合ではなく、くだらないマイクのやり取りも含めて心に伝わらないプロレスでした。
 残ったレスラーを見ても、エンタメや上層部のプッシュでしかスターになれない選手が多くW-1に行っている様に思います。

 また、最も気になった発言として今後のテレビ中継について、地上波での放送を考慮しているとし、

 「1年間は僕(白石氏)がポケットマネーで放映権料を払って枠を確保します。ある一定の視聴率を超えたら2年目は無料にして下さいと。第2ステージのパーセンテージを越えたら放映権料を下さいと、3カ年計画の方向性で最終調整に入っています。」

 これが実現すれば、本当に白石氏が全日本プロレスのために尽くそうとしていることの実践となるような気がします。
 噂ではTBSの土曜日午前中の枠とも言われていますが、これがどのように進展していくのかを楽しみにしておきたいと思います。

 それ以外にも話したいことはありますが、武藤選手の批判にもなるのでやめておき、今はただ全日本プロレスの発展を願っています。
 最強タッグあたりで大阪に来たら、久し振りに応援に行って、昔の全日本プロレスの空気を感じることができるか確認しに行ってみようかな。

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