【プロレス・本レビュー】逆説のプロレス Vol.2 新日本プロレス G1クライマックス 25年全事件の真相

書評

 

 全日本プロレスのファンである私が新日本プロレスのG1クライマックスに関して書かれている本に興味を持ち、思わず買ってしまいました。

 タイトルでは「G1クライマックス 25年全事件の真相」などと大それたことが書かれていますが、内容は過去の参加選手のインタビューが中心になっている本です。
 巻頭に過去のG1クライマックスのリーグ戦績表と優勝者が紹介されているので、記録としても残ります。

 正直インタビュー記事もG1クライマックスというより、各選手の新日本プロレスにまつわる内容が多く、その一部にG1での思い出的な話が出てくる感じです。
 ただ興味深いのは当時の新日本プロレスの取締役で仕掛け人の一人でもあった永島勝司氏が対談形式で各選手と話しているケースが多かったことです。
 当時の選手の立場とフロントの立場でそれぞれの視点で振り返っている内容だったのは読み応えがありました。

 特に個人的には、長州力現場監督時代に長州・永島体制と仲が悪かった西村選手が永島氏と対談している記事です。
 選手本人が納得していないことでもフロントの指示は絶対で、その中に様々な葛藤があったことがわかります。

 また全日本プロレスファンとしては、天龍選手、川田選手、カブキ選手などのインタビューもあったことは購入する一つの要因ともなりました。
 内容的には、あまり目新しいことは無いですが、天龍選手が猪木選手との再戦の話を拒んでたというのは面白かったかな。いわゆる天下のアントニオ猪木相手に勝ち逃げ(笑)。猪木選手はかなり怒ってたとか…。

 まあ新日本プロレスのファンの方からすると、1000円程度ですし、楽しめる内容ではないでしょうか。。。

 

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