本日、発売の週刊プロレスに最近何かとプロレス会を混乱に招いている?全日本プロレスの白石伸生オーナーのインタビュー記事が掲載されていることを知り、ゆっくり読んでみようかと思い購入しました。
巻頭記事として、4ページにわたり佐藤編集長とのインタビューが掲載されていた。
この白石オーナーの買収劇やその経緯などは、もともと宝島社から発行されるムック本に「全日本プロレスを計画倒産させようとしている」と話題にされていましたので、ここ最近話題になる前からある程度の予備知識はありました。
彼が何かと話題になっているのは、彼がFacebook上でしきりに新日本プロレスを批判したり、自分を否定してきた人達を徹底的に挑発しているからです。
その辺りは、ブログで日々まとめている方がいるので、こちらを参照して下さい。
その破天荒な言い分は、ファンだけでなく第3者的な立場からしてもいい気分にならない罵詈雑言の数々で首を傾げざるを得ません。
またその一方で、リングでの戦いの本質を考え直させる発言には同感できる部分もあるような気もします。
改めて、今回のインタビュー記事を読むと、オーナーとしての発言として理にかなっていることも話されております。
詳しくは同誌を読んでいただくしかありませんが、
○ライバル団体と仲良しこよしでは業界は上向かない。
○リングは真剣に怒りと怒りのぶつかり合いが必要。(戦いを追求しないといけないということだろう。)
○社会的に認知され、きちんとした社団法人ができないと、他の企業が参入してこない。
何となくではありますが、プロレスというジャンルが社会的に認知されるために考慮しているようにも思えます。
それらを今のプロレスの現状と照らし合わせ、一歩ずつ改善させていくのならまだわかりますが、これまでに発した新日本プロレスやそのオーナー、KENSO選手、最近で言うと長州力選手などへは一社会人としては考えられない暴言の数々を発しています。
また、私が不思議に思うのは、これらの行動に対して、あらゆる関係者が同じようにツィッターやFacebookなどで応戦していることです。
どうして、一般人が見るSNSを利用して、いちいちお互いを非難しあうのか?
こういうことを考えると、その裏があるように思えて仕方ありません。皆が何かひとつの結末を知っていて、見ているものを煽っているのでしょうか?
今の段階の私の勝手な予想ですが、やはり最終的には計画倒産が目的なのではないかと思います。
プロレスファンである白石氏が、その来たるべきときまで個人的に弄び、万が一、経営状況が好転したら継続、伸びなければ潰す…という感覚なのかな、と思えてしまいます。
その後の受け皿はブシロードが行い、WWEのように2グループに分けて運営していく…
非常に勝手な妄想を立てました(笑)
プロレスがやらせであったとしても、そのリアリティはリングの中にあります。
ケツ決めがあっても、リングの中は鍛えられた体と体がぶつかり合う戦いであることには間違いありません。
私がジャイアント馬場さん時代の90年代のプロレスには、そういった雑音が一切無いリングでの戦いだけに集中できるものでした。その中には、マイクという口での勝負は無くともリングの中の戦いだけでファンを魅了し、釘付けにしました。
このような外部の雑音が無くなる事、口で色づけしないと勝負論を展開できない現状をなくすことこそが、クォリティーの高いプロレスではないかと思います。
レスラーがリングの中だけで輝くことのできるプロレス界であって欲しいと思います。
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