【7.23大阪 プロレス観戦記①】小橋建太、潮崎豪VS秋山準、斎藤彰俊

本日のプロレスリング・ノア大阪大会、小橋建太復帰戦の試合レポートを先にアップします。

小橋建太、潮崎豪VS秋山準、斎藤彰俊

私は前回の腎臓がんから復帰した時の小橋選手の復帰戦も日本武道館で観戦しました。
その時とどうしても比較してしまうと思いますが、お許しを・・・

入場前には、あの時と同じく小橋選手の登場を待ちに待った大阪のファンから「小橋」コールが発生しました。
しかし、観衆が7割程度であったため、それほどうねりを上げるようなコールではありませんでしたが、もちろん今日一番の盛り上がりを見せていました。

入場は、秋山選手、斎藤選手は合体テーマで同時入場、その後、潮崎選手が単独で入場。
今回も日テレのアナウンサー(?)によるコール「不屈の男が、どうのこうのとか言ってたような・・・」の後に入場テーマに乗って小橋選手の登場。もちろん、小橋コールが発生しているが、セミの時より入場テーマの音量が大きくなってたような気がして、臨場感のあるコールに聞えなかった。そこんとこは、音響も考えて欲しい。

選手コールにはもちろん大量の紙テープが投げられ、選手コール後には、前回同様「大小橋コール」が発生し、小橋選手は周囲を見渡しておりました。


先発は、GHC選手権を控えた潮崎選手と秋山選手。

しばらくしてから、早速小橋選手が手を差し出すが、「まあまあ」と潮崎選手。


斎藤選手に交替して、しばらくしてから小橋選手の登場。
早速、ロープに追い詰めてチョップを放ちましたが、私が見た感覚では復帰前と変わらないチョップであったように感じました。
それから秋山選手に変わってからも早速チョップを出してましたが、両者ともしっかり胸を出して受けておりました。


中盤、小橋選手がケガをしていた右ひじを攻めれれます。そこまでしなくても…って言うくらい攻めてたので、逆に肘の状態は良かったのかなあと感じました。
しかし、コーナーに戻ってから、結構攻められたので小橋選手は結構疲れていて、なかなか立ち上がることができません。


また私が気になったのが、しきりに小橋選手が右手を握ったりして、感覚を確認していたことでした。

次の交代後、早速お返しとばかりにマシンガンチョップを放ってましたので、安心しましたが…。

その後の秋山選手との攻防では見事にブレーンバスターも投げ切り、膝の具合も大丈夫なのかと思わせましたが、ハーフネルソンスープレックスの体勢が崩れるなど(腕の問題か膝の問題かはわかりませんでした。)不安な要素もありました。


小橋選手が出した技は他に雪崩式ブレーンバスターやビクトル投げの変形みたいなものからの膝を極めて、その後締め技に持ち込む新技?も披露しておりました。


最後は潮崎選手と斎藤選手がわざと小橋選手と秋山選手の2人にさせているように見えました。
二人で決着を・・・ということでしょう。

小橋選手は終盤ラリアットを出しましたが、残念ながら踏ん張りが利かないのか、迫力はありませんでした。それでも懸命に戦う姿はファンの心を打ったはずです。

ラストは、エクスプロイダーや二―アタックなど、大技を繰り返し、秋山選手の切り札「スターネスダスト」で秋山選手が小橋選手をフォールしました。


試合内容としては、当然ではありますが、正直名勝負とは言えませんでしたし、観ているファンも小橋選手が負けるとわかっていたのでしょう。小橋選手がカウント2で返しても、ラリアットからフォールにいっても、盛り上がりのバロメーターになる充填音ストンピング攻撃は起こりませんでした。
しかし、今の小橋選手ができる精一杯のファイトを見せてくれたと思います。

試合終了後は、倒れている小橋選手に秋山選手が声をかけ、握手はせず退場。


潮崎選手も最後は小橋選手に任せようとしたのでしょう。小橋選手が立ち上がる前にリングに下り、エプロンをまたいで握手。


最後は小橋選手一人が残る中、流れているテーマが「GRAND SWORD」に変わり、「小橋コール」が起こる中、花道を去っていきました。
途中で花束を受け取り、手を上げるシーンなんかを見ていると、あの時の日本武道館がよみがえりました。


あの日の内容と比較すると、最初から退場まで、武道館の時を少し小じんまりしたような感じでした。
試合内容は断然、前回の方が良かったですが、三沢選手や高山選手と言って一流に囲まれた中だったので、比較するのは無理があるかもしれません。

小橋選手は試行錯誤の中の復帰とのことでしたので、本調子とは言えない状況でした。しかし、そんな中でもリングに立ち、試合をし、ファンに生きざまを見せられるレスラーだと再認識しました。
これからどこまでコンディショニングが回復するのかはわかりませんが、ファンは温かく見守り、懸命に困難と戦いながらリングに上がる小橋選手の生きざまから何かを感じ取って欲しいと思います。

小橋選手の復活、本当にうれしいです。体調を整えながら、少しずつリングに上がっていけばいいと思います。

とりあえず、一回ここでアップします。

そして、それ以外の試合の一部レポートと総括してみます。

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