「疲れているのに、なぜか寝つけない」——そんな悩みに向き合う新しい選択肢として、韓国発のウェアラブルデバイス「Sleepisol(スリーピーソル)」が日本での展開を進めています。薬に頼らず、微弱な電気刺激で脳に働きかけるというアプローチは、これまであまりなかったタイプの製品です。どんな製品なのか、どんな仕組みなのか、公式サイトの情報をもとにご紹介します。

Sleepisolとは

Sleepisolは、韓国のLeesol Co.,Ltd(ソウル特別市江南区)が開発したブレイン・リフレッシュ・デバイスです。額に装着するタイプのウェアラブルで、CESテクノロジーと呼ばれる微弱な電気刺激を用いて、心身を自然なリラックスモードへと導くことをコンセプトにしています。日本では公式オンラインストア(sleepisol.jp)を中心に販売されています。

技術の仕組みと公表データ

同社の発表によると、Sleepisolは盆唐(ブンダン)ソウル大学病院との共同研究を実施しており、以下のような結果が公表されています。

項目内容
試験対象試験群59名・対照群60名
試験期間2024年7月10日~2025年11月30日(6週間使用)
使用方法毎日2回、各回30分(1日計60分)装着
入眠までの時間平均で18%短縮(同社発表)
深い睡眠の割合平均で12%増加(同社発表)
統計的有意差p=0.0483(同社発表)

また、アメリカの家電・IT展示会「CES」での体験イベントでは、体験者の90%以上が「リラックス効果を体感」と回答したとされています。いずれもメーカー側の発表であり、第三者機関による検証は今後の情報を待ちたいところです。

ラインナップと価格

現在は一般向け・法人向け合わせて4ラインナップが用意されています。

商品名価格(税込)対象
ブリソル¥19,800一般向け
スリーピーソルプラス(睡眠管理+ストレス緩和)¥29,700一般向け
ビジネスパック(3個セット・スリーピーソルプラス)¥89,700法人会員限定
ビジネスパック(5個セット・ブリソル)¥110,000法人会員限定

全商品共通で、3週間以内の100%返金保証が付いています。配送は入金確認後5〜10日程度とされており、価格・仕様は今後変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトでの確認が必要です。

法人向け「健康経営」への展開

Sleepisolは個人向け販売に加え、企業の健康経営ソリューションとしての展開も進めています。公式サイトでは「従業員の個人的な睡眠の悩みを企業の生産性に変える」というコンセプトを掲げ、プレゼンティーズム(出社しているが不調により生産性が低下している状態)への対策としての導入を提案しています。ビジネスパックの提供やセミナー動画、効果測定サポートなど、導入企業向けの体制も整えられつつあります。

今後の展開に注目したいポイント

公式情報からは、今後の展開を予感させるいくつかの動きが確認できます。

  • 展示会への出展:2026年6月17日~19日に東京ビッグサイトで開催されるバックオフィス向け展示会「総務・人事・経理Week」に出展予定(ブース番号:E18-38)
  • 医療機器承認の計画:将来的に家庭用医療機器としての承認取得も計画しているとされています
  • 有識者との連携:公式サイトのインタビューページでは、スポーツコメンテーターでシドニーオリンピック銅メダリストの田中雅美氏や、信州大学繊維学部感性工学研究室の吉田宏昌教授といった有識者のコメントが公開されています
  • 全国展開:オンライン販売に加え、全国の取り扱い店情報も公式サイト内で案内されており、実店舗での展開も進む見込みです

いずれも現時点(2026年8月)での公式発表情報であり、今後の進捗は公式サイトやニュースでの続報が待たれます。

まとめ

Sleepisolは、薬に頼らずテクノロジーで睡眠・リラックスの悩みにアプローチする韓国発のウェアラブルデバイスとして、日本市場での展開を始めたばかりの製品です。ソウル大学病院との共同研究やCESでの評価、法人向けの健康経営プログラムへの展開など、企業としての勢いも感じられます。一方で、公表されているデータはいずれもメーカー発表によるものであり、家庭用医療機器としての承認取得など、今後の客観的な検証や制度面の進展にも引き続き注目していきたいところです。