『「51歳の左遷」からすべては始まった 大逆転のリーダーシップ論』より…
組織を強くするコミュニケーションには、「あ・うん」ではなく、手間がかかっても衝突があっても、何度も確認したり、激しいディスカッションが必要なのです。(第1章)
著者のサッカー監督経験から、自身が選手に対して「こうだろう…」と思い込んでいたことが、いざ選手が違った考えを持っていたりするケースが多かったそうで、お互いの意思を確認する意味でも会話をすることを推奨しています。
日本のスポーツ指導環境においては、コーチと選手の会話が一方通行になる傾向があり、特に少年対象であれば強くその傾向があります。
指導者の話をただ「ハイ、ハイ」と聞く習慣があり、そうならざるを得ない環境を指導者が作っているケースが多くあります。
会話とはお互いの意見を話し合うことです。ですから、指導者は選手の意見に耳を傾ける必要性があります。そして、相違した意見であったら強制するのではなく納得させる話をしなければなりません。
著者が書いている「ディスカッション(議論)」には、相手の意見も尊重することも含まれていると感じます。
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