先日、サッカーのW杯予選の日本VSカンボジア戦が行われましたが、試合後のカンボジア選手達が下記のような姿を見せたようです。
サッカーではカンボジアは日本より大きく劣る実力かもしれません。
ただスポーツにおいて、それ以外でも学べることはたくさんあります。
このカンボジア選手の行動から、日本のスポーツファンも「スポーツマンシップ」の本質の一部を学ぶことができたのでは無いでしょうか。
日本でのスポーツ界では、儀式としての礼儀はよく見ることができます。
試合前や後のチーム単位での整列した礼、決まりきった行動の中でも挨拶など…。
しかし、私はそれを礼儀だとか、スポーツマンシップだとは全く思いません。
挨拶や礼と言うものは、人の心を行動に表すものです。
人への感謝の気持ちを表すことが礼ならば、それが一人の人間の行動として表れた時こそが”礼”の本質を見れるような気がします。
上記の動画がYOUTUBEでアップされていました。
これを見る限り、カンボジアの選手は自ら率先して日本のベンチ前でお辞儀をし、監督?にも自ら握手をしに行っている選手も見られます。
こう言った素晴らしい行動をテレビで流し続けず、日本選手の輪に切り替えてるTVの作りには改めて疑問に感じますが、彼らは日本と試合ができたことに心より感謝している証拠だと感じます。
例えば、私も指導者として選手と関わる中で、チームから言われた儀式の時だけ挨拶する者、偉い立場の指導者にだけ目を見て挨拶する者なんかを見ると選手の心の中を読める時がありますが、そういう儀式で無い時に自ら歩み寄ってきて挨拶してくれる選手なんかもいます。そういう選手と接すると、指導する側も応援したくなります。互いの心が通じるというのは、そういう自らの行動から生まれます。
選手のあいさつを無視する指導者なんかは論外ですが。。。
スポーツの国際試合からは、それぞれの文化の違いもあり、普段日本では見られない事、想像できないことが起こります。
その中で日本が学べること、対戦相手が日本から学べることがあるはずです。そういう点をお互い認め合って、互いを高めていくことこそ国際試合の有意義な点であり、スポーツから学べる素晴らしい知恵だと思います。
相手が格下だから…とか、考え方が違う…とか、そういう次元で物事を見るのではなく、フラットな気持ち、謙虚な気持ちで相手と接することにより、まだまだそこから学べるものはたくさんあると思います。
そういう部分をもっとスポーツから学んで行ける環境を作れば、もっとスポーツをしたいという人達が増えてくると思いますし、スポーツに関わる者としてもっと理想像を探していきたいと思います。
早く国際交流できるスポーツ環境を整えたいなあ。。。
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