多忙の為、少し遅くなりましたが、先週の土曜日、全日本プロレス大阪ボディメーカーコロシアム大会を観戦しました。
1週間前の「ジャイアント馬場 十七回忌追善興行」から1週間で再び全日本プロレス観戦をすることになりましたが、今回は秋山選手の弟さんが主催のイベントもあった為、観戦に行くことは前から決めていた事でした。ここ最近は個人的に好きなことばかりしていられませんが、可能な限り行動していきたいと思っています。
いつもプロレス観戦の時は少し早めに行って落ち着いて雰囲気を味わうのですが、今回は開始ギリギリの到着となりました。
座席は特別リングサイドの前から2列目の良い席でした。
今回の大会の注目の試合は何と言っても三冠統一ヘビー級選手権試合「潮崎豪VSゼウス」です。
実力がまだまだ足りないゼウス選手の挑戦ですから結果は見え見えでしたので、どのような試合展開になるかが注目される試合でしたが、予想以上の展開に良い意味で裏切られました。
観衆は小さな会場ですので、満員と言って良い入りでしたが、正直な話、全日本プロレスの至宝である三冠統一ヘビー級選手権試合が組まれている訳ですから前売りで売り切れになるくらいまでいって欲しいのが正直な本音でした。
今大会の注目はジュニアヘビー級の選手達によるリーグ戦「Jr.BATTLE OF GLORY」となりますが、開幕戦であった為、興行の最初に入場式が行われました。
一部の選手がチャンピオンである青木選手に突っかかって行きましたが、そのうちの一人SUSHI選手はリーグが違うのに突っかかっていったことから、マイクで青木選手に「お前は許さんからな」みたいな事を言われていましたので、SUSHI選手がもしかして決勝に上がってくるかも…。
ジョー・ドーリング選手の飛行機トラブルにより急きょ決まった若手の野村選手と秋山選手達主力との初対決ですが、こちらはもちろん野村選手が厳しい攻めを受けることになりました。特に秋山選手が意識していたように思え、場外攻撃まで行う始末でした。執拗に逆エビ固めをかけられ、何度かねばったですが、最後はあっさりギブアップとなりました。まあ当然ですね。勝利者チームが野村選手を労うシーンも無く、厳しいままで終了となりました。
野村選手はまだまだ上位に充てる選手ではありませんから、まだまだじっくり育ててほしいと思います。
注目されたジュニア公式戦の大一番である、金丸VS鈴木の試合ですが、試合展開はそこそこ見せてくれたものの白熱した一戦とはなりませんでした。
選手のコンディションを考えるとリーグ戦の初戦から飛ばすことはできないかもしれませんが、金丸選手と鈴木鼓太郎選手と言う他団体と比較しても遜色無い実力者ですからタイトルマッチ並みの接戦が見たかったです。今の全日本プロレスは少しでも注目を集めるためにも中堅の試合もいいものを見せていかないといけないと思いますので、このリーグ戦の決勝戦が素晴らしい試合となることを期待しています。
そして、注目のメインイベント。
潮崎豪選手が三冠ヘビーのチャンピオンとなり、初めての防衛戦で注目された試合でしたが、これが本当に素晴らしい試合で恐らく私が大阪で生観戦した試合の中では最も熱戦で観衆の熱狂を生んだ試合となりました。私の感覚では、昨年の王道トーナメント決勝の諏訪魔VS潮崎以上でした。
しかし、それを生んだのは王者である潮崎選手が徹底してゼウス選手の力任せの技を受けまくったからだと思います。
力強さでは非常に高い能力を持つゼウス選手の技を食らいまくったので、本当に負ける可能性を感じるシーンもありました。そこに関してはゼウス選手も攻め疲れをしている中、20分を超える熱戦になっても攻撃力が衰えなかったことは高く評価できると思います。
ただ、ゼウス選手はあまりにも自分アピールが強すぎる戦い方だったので、プロレスを知らない人が見たらチャンピオンの潮崎選手が弱く見えてしまうような気がしました。ゼウス選手が本当の意味でプロレスを追求するなら相手を輝かせることも考えるべきだと思います。そこは挑戦者だから…という理屈は通用しないと考えます。
またいくら熱戦になったからとはいえ、元ボクサーが素手のパンチを繰り出してはいけないと思います。あの時は本当に潮崎選手が脳震盪を起こさないか心配になりました。相手にダメージを与えるのは良いですが、怪我しかねない技は考えてほしい。
ただそれらも含めて、かなりの好勝負になったのは間違いありません。
最後はゼウス選手の粘りから奥の手”ムーンサルトプレス”で潮崎選手が勝利を収めました。
まさかこの二人でここまでの試合ができるとは思ってませんでしたし、本当にファンも盛り上がってました。
私も試合後、胸が熱くなるほどの試合でプロレスを知らない人にも自信を持って見てもらいたい試合です。
2月20日にGAORAで今大会の放送があるので、是非ご覧頂きたいと思います。
最後にあきやま整骨院企画で様々な方々との交流が持てたことに感謝します。ありがとうございました。
これからも全日本プロレスを応援し、是非再び日本武道館で興行ができるようになって欲しいと願っています。
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