本日は、私にとって忘れることのできない、最も尊敬しているジャイアント馬場さんの命日です。
もう馬場さんが亡くなられて、13年もの月日が経ったことに驚きを感じます。
今の時代になって、色々と暴露本みたいなものが出てくる時代となり、馬場さん時代の全日本プロレスの話もいろいろと目にすることがあります。
馬場さんが亡くなられる年の夏には、既に三沢光晴選手にマッチメイクなどの権利も移られていったと聞きます。
今、馬場さんが生きていらっしゃったら、プロレス界も少しは状況が変わっていたのは事実だと思いますが、恐らくは三沢選手に移行していった全日本プロレスの中で馬場さんも引き際を考えていたのかも知れません。
私は最近はプロレス会場に行くことはよほどのことが無い限りは無く、ほとんどCS放送の「Fighting TV SAMURAI」の映像とインターネットが情報源です。
その中で、馬場さんの遺伝子を持つと言われるプロレスリング・ノアの試合も見ますが、正直、馬場さんの教えが残っているようには思えず、昔の新日本プロレスの試合のスケールが小さいバージョンのような気もします。
どういうことかというと、試合の中で相手へのリスペクトを感じないと言うことです。
自分だけ目立てばいい・・・、そのように見えて仕方ありません。
相手が防御できないような攻撃を繰り返す、相手が立ち上がるための間が無く、一方的に攻撃するシーンが多い・・・など見ていてもケガするのではと感じるシーンも多々あります。
昨年、秋山選手が全日本プロレスに上がり、太陽ケア選手と久し振りに一騎打ちした試合がありましたが、あの30分時間切れ引き分けの試合のみ、その昔の全日本プロレスの面影を見たような気になりました。
馬場さんから最も影響を受けたことは、以前にも書きましたが、やはり「ウソをついてはいけない」ということです。
この当たり前のことができていない人は多々存在するのではないでしょうか?
今の不況の時代は、あらゆるところでウソ、偽りが存在しています。
自分よがりの考えばかりで、相手を傷つけてでも自分がのし上がるような人間が多くみられ、またそうしなければ生きていけないような環境もあるように思います。
その時に、ふっと馬場さんの時代を思い出すと、自分の心が正されるような時もあります。
今、改めて馬場さんの人間性やあの時のプロレスの興奮を思い出し、自分を奮い立たせたいとも思います。
1年に数回は、馬場さんのエピソードや何か振り返る機会が欲しいと改めて思います。
全日本プロレスの歴史は、ジャイアント馬場の歴史。
やはり、この入場シーンが素晴らしい!!
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