【台湾旅行記①】「水木一郎、堀江美都子 ふたりのアニソン2017 in 台湾」

アニソンライブレポート

 台湾から帰国し、1日が経過しました。
 まずは恒例の旅行記ですが、当然台湾旅行の目的であった「水木一郎、堀江美都子 ふたりのアニソン2017 in 台湾」のレポートから初めてみたいと思います。
 かなり長くなりそうなので、ライブに行くまでの過程や動機は割愛します。

 
 
 同ライブの会場は「台北101」という台湾を代表する超高層ビルのすぐ目の前にある商業施設の7階でした。

 

 私は念のため早めに到着しましたが、既にエスカレーター前にはお客さんがいました。ちなみに6階から7階に上がるのですが、6階には食べ放題マニアの私には気になるバイキングの店がありました(笑)。

 

 4階のカフェエリアで時間を潰し、いよいよ15分前に会場内に入りました。
 入場券を渡し、エスカレーターを上がると目の前には広いスペースのライブ会場がありました。椅子の数も隅まで結構な数、並んでいました。その段階で既にかなりの人が席に埋まっていました。
 売店をチェックしたのですが、Tシャツしか売っておりませんでした。CDとか売ってなかったんかな?

 お客さんも結構な数いました。9割方は埋まっていたと思います。1000人近くいたのだろうか…、ちょっとわかりません。

 

 定刻の17時となり、スタート。何も音楽が流れないまま、暗闇のステージ上で二人が姿を現したのでしょう、前の方のお客さんから歓声があがりましたが、後ろの方の私にはわかりませんでした。
 ステージに光が当たって歓声に迎えられ、二人の姿が見られ歌がスタート。
 セットリストは間違ってたらすいません。記憶のままなので…。

 まずは、二人のデュエットで3曲。

 1.君が創る詩(何の歌?)
 2.たたかえ!ガ・キーン
 3.戦え!七人ライダー

 この段階でまだ熱が温まるのはこれから…って感じの雰囲気でしたが、「戦え!七人ライダー」で歌の出だしの♪ワン、ツー、スリー、フォー…のところを2番だけ中国語で歌って、ファンは喜んでおりました。ガ・キーンとかは流石に知らない人多いでしょうね。

 ステージには日本で行われている「ふたりのアニソン」と同じでソファーが置かれていました。
 ここからはソファーで語りながら、各コーナーがスタート。
 ちなみにMCは通訳の方もたまに出てくるのですが、ほとんど二人の日本語のトークで、また結構ジョークとか話しても反応が良かったので観衆の結構多数は日本語のわかる方だったみたいです。ちなみに客はほとんど台湾の人だったと思います。手拍子やノリが日本のライブと違ってたのでわかりやすいかったです。

 次は「代表曲メドレー」でまとめて6曲歌われました。

 4.マジンガーZ(Full)
 5.ひみつのアッコちゃん(1C)
 6.鋼鉄ジーグ(1C)
 7.花の子ルンルン(1C)
 8.バビル二世(1C)
 9.キャンディキャンディ(2C)

 ここで面白かったのは、「マジンガーZ」と「鋼鉄ジーグ」の時は皆が椅子から立ち上がってノリノリになり、ここで一気に台湾の人達も一緒に歌う状況が生まれました。ジーグのコーラスなんてバッチリでした。
 バビル二世なんて、私にしたらマジンガーZよりメジャーな歌なのですが、あまり反応は薄かったかな。。。コーラスの「ヤー」とかあまりしてなかったな…。

 そして「デビュー曲バトル」。

 10.紅三四郎(堀江)
 11.原始少年リュウガ行く(水木)

 ステージの後ろにビジョンがあって、各コーナーの文字が映るのですが、そのたびに歓声が沸き上がります。しかし、両曲はあまり知らなかったのかな。このあたりで皆が知ってる歌と知らない歌とで反応が大きく変わることに私も気付きました(笑)。

 次の「ロボットバトル」は両曲ともかなり盛り上がりました。

 12.ボルテスVの歌(堀江)
 13.コン・バトラーVのテーマ(水木)

 ボルテスVはフィリピンはずば抜けていますが、本当にアジア各国で人気あるんですね。男性のファンが多数でしたから、水木さんの歌の時の方が反応が大きかったように思いましたが、ボルテスVは皆立ち上がって歌ってましたね。
 それ以上に盛り上がったのが、コン・バトラーVのテーマでした。確かにコーラスが楽しい歌ですが、これは本当に盛り上がりました。水木さんが歌のタイトルを紹介した時も盛り上がりましたね。「アー」というところのコーラスはしてなかったと思いますが、それ以外はバッチリでしたよ。水木さんのフリを知ってた人は少なかったみたいですが、私の横の人は私を見てやってました(笑)。

 「宇宙バトル」

 14.聖闘士星矢の挿入歌?(堀江)
 15.キャプテンハーロック(水木)

 反応はボチボチ。堀江さんが「聖闘士星矢」の名前を出した時、盛り上がってたが、ファンはこの歌を知っていたかは不明。

 「代役バトル」

 これはそれぞれが他の歌手と歌っているデュエットソングを二人がその代役をして歌ったものでした。

 16.進めゴレンジャー(堀江、水木)
 17.がんばれロボコン(水木、堀江)

 ゴレンジャーの名前を出した時は盛り上がってたように思うが、歌の時はどうかな?私はロボコンの歌をフルで聴けるのはうれしかったが、ロボコンは台湾で放送されてなかったようで(水木さんがファンに確認)あまり歌は知らなかったのかな…。
 ちなみに私の両サイドのファンの方は、ほとんどの歌を慣れない日本語で歌ってましたよ。よく知ってるんですね。
 個人的にはこのデュエットを聴けたのは大変貴重でした。
 
 「バラードバトル」

 18.あしたが好き-キャンディキャンディエンディング曲(堀江)
 19.ルパン三世愛のテーマ(水木)

 ルパン三世の名前を出すと盛り上がってました。この前のトークだったか、堀江さんが声優もいろいろやってることを話し出し、いろいろやってくれていました。周りは結構笑ってましたね。アラレちゃんのオボッチャマンの声が結構好評だったような…。

 ここから2曲ずつ「ソロコーナー」。多分、比較的新しい歌を選択して披露。

 20.21.セーラームーンの挿入歌?(堀江)

 私はちょっとわからない歌なのですが、AJFで聴いたことがあります。この歌の反応は良かったですね。新しい歌に敏感なのは、YOUTUBEなどで上がってるのだろうか…。結構、ファンもフリとかしてましたね。

 22.オーブの祈り-ウルトラマンオーブ主題歌(水木)
 23.GO AHEAD〜すすめ!ウルトラマンゼロ〜(水木)

 ここで最近のウルトラマンの主題歌を2曲披露。水木さん搭乗前にイントロが流れた時、盛り上がってたなあ。オーブの祈りは、ノリも良いのでファンもこぶしを上げて歌ってましたね。やはり最近の歌の方が、YOUTUBEとかで番組も見れるから、そういうファンも多いのかもしれません。

 「名曲コーナー」

 24.キミのヒカリ-ドラえもん映画の挿入歌(堀江)
 25.今がその時だ-真・ゲッターロボ主題歌(水木)

 キミのヒカリは、水木さんの推薦という言い方もしてました。ちょうど東北の大震災の時期の歌で、歌詞も皆で繋がろう…みたいなメッセージが込められた歌を持ってきたのは、同じ大震災で苦しんだ経験を持つ台湾の国民へのメッセージにも感じました。良い歌ですよね。台湾の人々の心に響いたのでしょうか…。
 そしてファンの反応がかなり良かった「今がその時だ」。これはアジアで大変人気があるようです。皆、歌ってましたね。「♪いまーがそのときだ!」のところはかなり大声でしたよ。最後の「アー」というコーラスもバッチリやってましたね。本当に人気の高さを感じましたし、これをこの順番で持ってくるのは、まず日本では無いでしょうから考えた順番だったんでしょう。こういう盛り上がりは最高です。

 最後は再びデュエット2曲。

 26.斗え!忍者キャプター(水木・堀江)
 27.ENGAGE!!!ゴーダンナー(水木・堀江)

 キャプターはあまり反応がアレでしたが、ゴーダンナーはボチボチ。これってやはりYOUTUBEとかの影響なのかな?
 日本とかだったら、昔のアニメ・特撮の方が盛り上がるんですけどね。

 歌い終わったら、挨拶して手を振って、あっさりお二人退場でしたが、当然のアンコール。「アンコール!」の掛け声は同じなんですね。皆、声を出して、お二人の再登場を待ちました。

 アンコール。

 28. CROSS FIGHT!(水木・堀江)
 29.Dear Friend(水木・堀江)

 アンコール時にいきなり「CROSS FIGHT!」のイントロが流れて、ファン大喝采。これも盛り上がりましたね。掛け声もバッチリでした。
 いい感じで盛り上がり、私的には最後にもう一度みんなで「マジンガーZ」でも歌いたかったが、最後は同イベントの趣旨通りの歌で終えました。この盛り上がりの中で「マジンガーZ」を歌ってたら、かなり盛り上がってたと思うけどな…。

 最後はお二人から挨拶があって、ファンも総立ちで拍手や手を振って水木さんが帰っていくのを見届けました。
 ファンの皆さんも周りを見渡すと笑顔、帰宅の道でも笑顔、そういう姿を見ていると満足感が伝わってきました。

 覚えてる限りで台湾に行けなかった皆さんに少しでも様子を伝えようと思い、長文となりました。

 私は水木さん達がアニソンを世界で歌っている様子をテレビやYouTubeなどで拝見し、一度その現場を味わいたかったのが今回行くことになった要因です。台湾の人達の盛り上がりは当然ではありますが、知っている歌と知っていない歌で落差はありました。ただロボット系のアニメはほぼ全てかなり盛り上がっていました。リズムを楽しむより、一緒に日本のアニソンを他国の人達と歌う充実感、居心地は最高でしたし、本当にうれしかったです。あれだけ多くの人達と共有できた訳ですから。
 知っている歌のイントロが聞こえた時の盛り上がりなんかは、アニソンライブが始まった当初の日本のファンを思い出しました。テレビや映像でしか聴いたことない歌を生で聴ける喜び。それを観衆の皆さんは味わったのだと思います。

 私が初めて、この目で見た水木さん達の海外でのアニソンライブ。そこには偽りのない、海外のファンを日本のファンと同じように盛り上げ、そしてファンが興奮し、盛り上がり楽しめる空間でした。これは日本のアニメーションの文化が長年海外で受け入れられてきた事実が元とはいえ、それを変わらぬ歌声で40年以上歌い続けてきた偉大な水木さんや堀江さん達の歌手の努力の成果であることは間違いありません。何かのプロダクションや国のごり押しの文化やイベントでもありません。
 本当に心から好きなもの同士が集まり、心を一つにして盛り上がり、それを作ってくれた歌手に声援と喝采を伝える…、他国と繋がった一瞬でした。その場にいれたことを大変うれしく思いますし、それを作り上げてくれた水木さんや堀江さんには誇りさえ感じます。
 まず行くことが無いと思われた台湾という国もこのイベントで行くことができ、また同国の素晴らしい部分をたくさん知ることができました。こうして文化を互いに認め合い、価値観を共有する事こそ、今のグローバル時代に必要です。
 日本には本当の実力で世界を繋げる方が存在します。もっと水木さん達のアニソン歌手の偉大さを伝えていくべきだと思います。
 
 大変素晴らしいステージでした。思い切って行った初のアニソン公演海外遠征、大満足です。水木さん、堀江さん、また大いに盛り上げてくれた台湾のファンの人達にも大変感謝致します。
 

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