【記事紹介】元犠打王・宮本慎也が開始した小学生野球大会はバント禁止

スポーツ

元犠打王・宮本慎也が開始した小学生野球大会はバント禁止
 PL学園、同志社大、社会人を経てヤクルト入り。その間、中村順司氏、野口真一氏、野村克也氏など、多くの名将の下で野球評論家の宮本慎也(46)は野球をしてきた。球界きっての理論派として…

よく日本のスポーツ界には「勝利至上主義」という言葉を耳にし、その問題点を挙げる方も多くいます。
勘違いをする人は上記を聞いて、「試合で勝利を目指して何が悪い?」みたいな反論を聞くことがあります。

しかし、「勝利至上主義」の問題点は読んで字のごとく、「勝利より上に至る物はない。」という論理からあらゆる手段を使ってでも勝つという部分にこそ問題があります。
特に少年期のスポーツにおいては、選手の成長過程であるという観点から選手が伸びる環境つくりやチャンスを作ることが重要です。
勝利を目指すことは当然ではありますが、その前提として「子供を育てる」という部分が必要な訳です。

「勝利至上主義」に走る指導者は得てして、成長過程でありその差もある子供相手にでもランクをつけ、打てる選手と打てない選手を切り分け、試合において選手毎に打つ機会が偏る傾向があります。
それが選手自身のチャレンジする機会を減らす、いわゆる成長するための挑戦すらないことに繋がります。

その一つが「送りバント」です。
「送りバント」という作戦を批判しているのではなく、打てない選手=犠打と決めつけてしまう傾向が少年期から目立ち、実際体の小さい選手はバント…とまたは極論を言うと「四球狙い」と決めつけられ、打つ機会すら少ない場合もあります。
少年期の指導者は、選手のタイプを選別して作戦通りに遂行する選手を作り上げる事ではなく、育てる事が一番大切です。

宮本選手はどんな子供達にも野球に、そして積極的プレーにチャレンジする機会を作ってあげたいという事でしょう。
プロの選手が率先して、そのような環境を作ってくれることは本当に大歓迎であり、素晴らしい事です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました