今日は急遽、仕事の関連で梅田方面に行かなければならなくなりました。
ですので、当初行く予定では無かったプロレスもついでに行ってきました。
やはり、小橋選手がメインイベントに出るとなると気になるものです。
大阪府立体育館のある難波と言えば、本日は大阪名物“くいだおれ”の閉店日でありました。もちろん、せっかく難波に行ったわけですから、くいだおれ周辺はどんな感じになってるかチェックしましたが、とりあえず、マスコミのカメラがしっかり道の中央に陣取り、各テレビ局のカメラが並んでおりました。
そして、アナウンサーも話してたり、最後に記念写真を撮っている人達がいたりで、多くの人達で賑わっておりました。
ということで、そんなシーンを・・・
私自身、大阪にいながら“くいだおれ”で食事したことはありません。
しかし、大阪名物であることは誰もが知っています。そんな歴史のある店が閉店するなんて、やっぱり大阪の経済状態はひどいのだろうか…。
残念ですね。
ということで、大阪大会のレポートですが、長くなりそうなので、小橋選手のメインイベントのみ。
今回は例のカメラで写真も撮ってきちゃいました。精度の高いカメラだけに、ズームで写しても、それなりにきれいに撮れた写真もありました。
小橋建太、本田多聞 VS 斉藤彰俊、バイソン・スミス
セミファイナルが終わると、青コーナーの花道には多くの人だかりができ、テーマがなる前から“小橋コール”が起こっておりました。やはり、メインイベントに小橋選手が登場となると嫌でも盛り上がります。
もちろん、入場時には本日一番の大きな小橋コールです。
一方、斉藤組が入場してくると、二人とも必要以上に小橋選手を意識しているのか、し切りににらみ合いを起こします。蔑ろにされている、本田多聞(以下、タモンズパワード)がかわいそう。
とにかく、本日は(というか、いつも?)小橋選手は元気いっぱいで動き回ります。
試合の序盤は、スミス選手が捕まる試合展開。徹底的に小橋選手もチョップを繰り出していきます。
その中でも、斉藤選手は小橋選手を意識しまくり。やたらと、カットに入るわ、コーナーに控えてる小橋選手を挑発するわ。。。この執拗な挑発に怒った小橋選手が斉藤選手を場外に引きづり入場ゲートに叩きつけたかと思ったら、その後に斎藤選手が逆に試合権利のない小橋選手を捕まえて、お返しに同じく入場ゲートのセットにぶつけたり、机の上に投げ技をするなり、仕返す始末。試合権利のあるリング上のスミス、タモンズパワードの両選手が試合しているのに、ほとんどの観客は場外戦を見ています。まあ、小橋人気が凄いから仕方ないね。
そして、今度は本田選手が捕まる展開になり、いよいよ終盤へ。
小橋選手が雪崩式ハーフネルソンスープレックスという荒技を試みましたが、これは斎藤選手がカット、そして小橋選手を肩車し、ツープラトン攻撃を狙ったら、小橋選手は強引に斉藤選手に肩車されながら雪崩式ブレーンバースターという珍しいシーンがありましたので、画像を。。。
終盤、タモンズパワードがデッドエンドでスミス選手を捉え、小橋選手は斎藤選手にラリアットをぶち込み分断に成功。デッドエンドが2発、雪崩式デッドエンドまで放ち、スミス選手はフラフラ、小橋選手の勝利が近づいていました。
しかし、個人的には欲が出るものです。やはり、小橋選手がフォールを奪い、会場大盛り上がりで、テーマと共に“大・小橋コール”でハッピーエンドを期待している私は、このままタモンズパワードがフォールを奪うと、彼のファンキーなテーマで締めくくられることに微妙な気分のまま、この展開を見ていました(笑)
とか、変な妄想をしていたら、斎藤選手が延髄斬りでカット。その後は、逆に小橋選手を分断し、スミス選手が攻めます。ツープラトン攻撃や様々な技を受けながら、カウント2でクリアしていたタモンズパワードでしたが、最後は2発目のバイソン・テニエルで残念ながら小橋組の敗戦となりました。
試合後は、あれだけやりあった斎藤選手がマイクを持ちました。
私はてっきり、「次はタイトルマッチをやろう!」とでも言うのかなと思いましたが、「タイムカプセルを掘り起こしてくれてありがとう!」みたいなお礼を言い出しました。
すると、フラフラになり、ホラー映画にでてくるおっさんみたいな感じなっているタモンズパワードがマイクを持ちました。
私はてっきり、「次はタイトルに挑戦するぞ!」と言うと思ったら、こちらこそありがとう、みたいなことを言い出しました。
えっ、次のタイトルマッチに繋がらないの?
というエンディングでしたが、最後は両チーム握手をし、いい雰囲気で試合が終了しました。
最後はもちろん、勝っても負けても小橋選手がリングに残ります。
恒例の四方への礼を終え、入場ルートを帰っていきましたが、相変わらず大阪のファンは、小橋選手を帰らしたくないらしく、仕切りに「小橋コール」を起こしています。
小橋選手も大阪では、帰り道でもコールが起こることがわかったいるからか、入場ゲートに来ていても振り返って、ファンを見渡します。すると、ファンがまたまた“小橋コール”。
最後は、もう一度ファンに手を上げてコールに答えて、小橋選手は帰っていきました。
小橋選手も大阪のファンも、まだまだ余韻に浸りたいというエンディングでしたが、それだけの好勝負だったと思います。やはり、小橋組に勝ってもらいたいというファンの願いが盛り上がりを生んだのだのでしょう。
試合内容としては、いつもの小橋選手の試合のように、序盤から見逃せないシーンの連発でファンの集中度はかなり高い好試合でしたが、試合としては、タモンズパワードが頑張りましたね・・・という盛り上がりで、強烈なうねりを起こすほどではありませんでした。
しかし、ここ最近のプロレスを考えると十分の好勝負だったと思います。
やはり、小橋選手がメインに出ると締まります。
それだけでファンの満足度は高くなります。それは、帰り際の周りの人たちの聞こえてくる話で判断できます。
前回のグローバルタッグの時も、結局一番の盛り上がりは公式戦ではなく休憩後に行われた小橋選手の6人タッグだった。(あの時は、小橋選手と潮崎選手のチョップ合戦が盛り上がった)
その時と比べても、本日はファンの満足そうな顔が見受けられました。
やはり、興行はファンが喜んで帰り、「次も行きたい」と思わせることが大事です。
次回は、客の入らないと言われる、大阪府立体育館のメインアリーナで行われるようです。
森嶋選手のGHCを見るより、小橋選手のスペシャルタッグマッチあたりを組んだ方が客が入るのでは?
それにしても、本当に小橋選手の試合には力をもらいます。
私も全日本プロレスが分裂して、プロレス観戦から遠ざかっていたのですが、小橋選手が腎臓ガンを患い、その復帰戦に東京まで足を運んで、あまりにも凄まじかったファンの応援と小橋選手の生き様を見て、それ以降、大阪の大会を今年3回見に行きました。
もちろん、小橋選手を応援したいためです。
とにかく、無理をせず、少しでも長くリングで戦って欲しいと思います。
小橋選手には、本当に「ありがとう」と。。。
小橋選手の試合には、いつ見ても勇気をもらえます。
これだけの大病を患っても、誰よりもファンを楽しませ、そして燃え上がらせる試合をこなしてくれます。
これから、夏の暑い時期となります。腎臓一つの状態で、これを乗り切るのは並大抵の苦労ではないと思いますが、くれぐれも無理をせずに頑張って欲しいと思います。
小橋選手の試合を今、観戦できるのは、ある意味奇跡でしょう。
このシーンをしっかり目に焼き付けて、私も様々な苦境があっても乗り越えていきたいと思います。
そんな人を勇気付けてくれる、小橋選手、プロレスは最高です。
コメント