プロ野球の感覚と少年野球の違い




 本日、久し振りに時間がありましたので、合間合間ではありましたが、MLBのナショナルリーグのチャンピオンシップシリーズとプロ野球のセ・リーグのクライマックスシリーズをテレビで観戦しました。

 MLBは、アメリカを代表する屈指の好投手同士の投げ合いが非常に興味深く、メジャーリーグの雰囲気を十分堪能できる試合でしたし、伝統の巨人、阪神戦も1点を争う見ごたえのある試合でした。

 私は特にひいきにしているチームはありませんので客観的に見ていたのですが、やはり今年のシーズンが終了した阪神タイガースファンにとっては残念な結果、そして内容であったはずです。

 ちょこちょこ、真弓監督の批判を耳にすることはありましたし、確かにシーズンでも守備固めに出した選手に代打を出したりしているシーンを見ていると不思議に思う事はありましたが、本日の敗戦によるファンの怒りは相当のようで、阪神タイガースの公式サイトのBBSを見てもそれを感じます。

 私はそれに関して言及するつもりはありません。

 ただ、それを見て、少し少年野球の指導者時代を思い出した時に、子ども達が敗戦した時の保護者や指導者の姿勢に同じような雰囲気を感じました。

 試合に勝った時は狂喜乱舞し、負けた時は罵声を浴びせる。。。
 もちろん、全ての人がそうだった訳ではありませんが、表現の仕方は違えど中身は同じように感じました。

 確かにスポーツは勝敗がつく訳ですし、それに一喜一憂する気持ちは誰もが持っていると思います。
 しかし、子供はまだ発展途上の段階にある訳ですから、勝ち負けだけで物事を判断してはいけません。
 少年期のスポーツで非常にやってはいけないことは、まだ子供の時期でありながらレッテルを貼ってしまうことです。
 A君は才能がある、B君は才能が無い…などといったことです。

 才能は周りの人が決めることではなく、作り上げていくものです。
 よく指導者の指導力の無さをごまかす言葉で私が嫌いなものは、「○○の能力は生まれ持ったセンス」と言ってしまうケースです。
 優劣の判断をするのが大人の役割ではなく、能力を伸ばすことが大人の役割です。

 今回のプロ野球ファンのコメント等を見ていると、プロ野球を観戦する感覚を少年野球にそのまま持ち込んでいる人が多いように思えました。

 同様に選手の育成プランに関しても、プロ野球での調整法をそのまま少年野球に持ち込んでいるケースもあります。

 プロ野球の感覚と少年野球の捉え方は違います。
 まず、野球を伝える前に、少年スポーツの理念をしっかり理解することが重要だと再認識すると共に、大人の野球の感覚を子供に持ち込んではいけないことを強く主張したいと思います。




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