本日はジャイアント馬場さんの命日です。




 今日は私の最も尊敬するジャイアント馬場さんの命日になります。ご存命だったら80歳であったそうです。
 やはり私にとっては最も影響を受けた方ですので毎年命日の日にはブログに馬場さんのことを書いて、色々と思い出すようにしています。
 いつの間にか私も40代になり、昔と比べても周りの環境は大きく変わってきました。特に昔以上に自分自身が何かを引っ張っていかないといけない状況下にあるように思います。
 昨年も書いたように思いますが、そういう時に何かと私の中で理想を抱く時にジャイアント馬場さんを思い出すことが多いような気がします。
 もちろん直接話したこともない人ですので、誌面やテレビ等を通して知ったことを自分の中で勝手にイメージしているだけですが…。

 私が馬場さんのことを尊敬の目で見るようになったのは中学3年生~高校1年生くらいの時だと思います。当時、天龍選手を中心とした全日本プロレスのレスラーが大量離脱した時に全日本プロレスの存続が危ぶまれました。
 そして当時の馬場さんを中心とするレスラー達の姿勢、リングで戦う姿などを見て、心から全日本プロレスを応援したいと思いました。
 馬場さんを中心とした全日本プロレスのレスラーは自分たちが危機状態になったことについて、出て行った選手の悪口や愚痴を言わず、ただリングの上でこれまで以上に一生懸命戦う姿勢を見せてくれました。その時に「人は口では無く行動で示す」ことの大切さを感じた訳です。

 今になって思うことは嘘偽りの多い者、周りを落としてでも自分が成り上りたい者などは必ず口が達者です。自分自身の努力もせず好きな事ばかりに必死で自信が無いからこそ、周りを罵ることで周りの評価を誤魔化すような人間が多いような気がします。その時に大事になってくるのはその周りの人達の感じ方です。
 会社の部下であっても、スポーツチームの選手やそれに伴う保護者などにも言えることですが、そう言うことを聞いた時に、またはそのような行動を目の当たりにした時にどういった対応を示すことができるかでその組織の本当の姿がわかるような気がします。そのほとんどは「長い物には巻かれろ」と言わんばかりに偉い立場の者に尻尾を振る人間が多いことが大きな問題です。だからこそ、上の人間はあぐらをかいた態度を見せるわけです。そしてその被害者は新人やら子供のような最も立場の弱い人達になります。

 自分が全日本プロレスの当時のレスラー達のような姿勢で日々を送れているかは正直わかりません。ただ口ばかりの人間、また逆に敢えて周りを混乱させないように黙って行動する人を見た時に、それぞれのその本質を見抜けるようにはなったと思います。

 当時の全日本プロレスの真実はリングの上にあったと思います。だからこそ、見る側は何よりリングの戦いに集中できました。そして、その熱意が伝わる戦いに心を打たれ勇気づけられた訳です。
 最近のプロレスはどうも試合前に話題を作りたいからか必要以上にレスラーが喋ったり、変なアクションを作ってマスコミに話題を振りまくケースが多いです。そうすることで何となくその後の試合内容が見えてしまうこともあり、試合を観る前から少し興ざめになることもあります。
 私が尊敬するもう一人である藤岡弘、さんは以前このようなニュアンスのことを話されていたと記憶しています。

「芝居にセリフが多すぎると嘘っぽくなってしまう。言葉でなく表情で表現することで視聴者の感性が高められる。」

 みたいな…。(テレビのコメントだったので記憶の中で書いてます。)

 スポーツ現場を見ていると指導者も選手も口だけでチームメイトを罵りヤジることばかりで人の苦痛を大喜びするチームをよく見ます。
 仕事でも自分の都合優先を屁理屈でごまかし、部下の苦痛を見て見ぬふりをする者もいます。

 私にとって、口だけの人間ではなく、行動で示すことのできる人間にならないといけないと思わせてくれたのが、馬場さんであり全日本プロレスのレスラーでした。

 また馬場さんや全日本プロレスのレスラー達のインタビューなどを読んだり、聞いたりしていた時もきちんとした敬語で話されていたことも自分にとって強く印象に残っています。
 特に馬場さんや鶴田さん、小橋さんなどのインタビューは強い立場であってもそれに驕った態度ではなく、誠実で丁寧な話しぶりにその姿勢を高校時代の面接などで真似た記憶もあります。

 強くても威張らず、弱い者にも丁寧に接することの大事さを高校生の時代に学びました。
 これは後のスポーツ少年指導員の資格を取得するための合宿で出会った一流のスポーツ指導者の方々もそうでした。
 子供に対して実に同じ視線で丁寧に語り掛け、子供に一方通行の命令ではなくコミュニケーションに務められていた姿勢を思い出すと同時に講習でもスポーツマンシップやコーチング理論の中で同じことを学びました。
 
 少年スポーツチームなどでは、指導者として学びもしていない偉そうな大人が子供に適当な指導(命令)をして大喜びしているシーンなんか見ると虫唾が走りますが、会話をし理路整然と助言し、その姿勢を行動で示すことのできる指導者がいるチームは今後も発展するでしょう。
 上から抑えて命令に服従する人を育てるのではなく、自ら考えて判断できる人を育てる、その助けをすることの重要性を感じます。

 そういった事を紆余曲折ある学生時代にジャイアント馬場さんから学べたことが私には何よりだったと今でも感じています。だからこそ、今の利己主義が蔓延った世の中でも一呼吸置いたら冷静になれる自分がいるような気もします。
 大げさに思われるかもしれませんが、私の正直な思いはそんな感じです。

 これからもジャイアント馬場さんのようなリーダーシップ性、威厳があっても心優しい人間性を持った人に少しでもなりたいと感じながら、また1日1日を過ごしていきたいと思います。

 ということで、今夜はこの試合を見て馬場さんを偲びたいと思います。
 60歳という高齢での試合ですが、現役バリバリの選手に必死についていって戦う姿はやはり勇気づけられますね。

 




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