【書評】告白 平成プロレス10大事件最後の真実




 久し振りにプロレスの本を購入しました。
 実は毎回発売される度に買っていた宝島社出版のプロレスムック本が2日前に発売されていました。

 

 しかし、最近の無理やり感のあるスキャンダラス作りで読む価値が無くなってきており、少し本屋で立ち読みした段階で今回のネタも全く大したことがないことがわかりました。
 それもあってか、その2日後に発売された同書に興味が出たのです。
 同書は関係者やレスラーの証言を元に書かれている内容なので、ある程度は真実に沿っていると思われ、関心を持ったのです。(ちなみに同書も宝島社出版ですが…(笑))

 私は完全に全日本プロレス至上主義ですので、全日本プロレス関連(ノア含む)の2件に注目がいきました。

  • ジャイアント馬場逝去と全日本分裂
  • 三沢光晴がリング上で非業の死
  •  馬場さんの記事の方は、全日本プロレス分裂時に残った川田選手と渕選手の話が掲載されていました。さすがにほとんど聞いたことのある内容でしたが、その中に川田選手のプロレス観、渕選手の新日本プロレス初登場の時の見事なマイクパフォーマンスの裏話などは少し興味深かったです。

     ノアの話題になりますが、三沢選手の記事の中では現在の全日本プロレス社長である秋山選手の下記のコメントが印象に残りました。

    「僕はいま、社長という団体のトップに立ったんで、選手たちにもハッキリいっています。『脳天から落とす技はやめなさい』って。やった選手に対しては怒りますから。それは他団体の選手であろうが、うちに上がるかぎりはしっかりと言います。」

     このようなしっかりした考えを持って団体を引っ張る秋山選手のリーダー性は素晴らしいですね。誰かが変えないといけないが、それを踏み出す一歩がなかなか出せないでいるケースも多いと思います。最近の全日本プロレスの復旧ぶりは秋山選手が社長であるからというのは間違いないと思います。
     その一方で、先日の試合で若手のホープである青柳選手が某選手のリング上のトップロープから場外への投げ捨てという荒技で大けがを負いました。そして長期欠場のため青柳選手が保持していたタッグベルトの返上ならびに来週行われます注目のタイトルマッチが流れてしまいました。それだけでなく、そのケガを負わせた選手がそのタイトルマッチに出場するという理解しがたいケースもあります。
     「けがを負わせる選手は3流選手」と話していたジャイアント馬場さんの言葉の重みを再認識します。

     プロレスは様々な視点から考察できる面白いジャンルです。
     だからこそ、その人間模様も興味深くなるのかもしれませんね。

     その他にもスキャンダラスが多かった新日本プロレスの話題を中心に色々書かれています。
     特に2000年前後の黄金期から暗黒期に至るまでの証言は楽しめましたが、やはりネガティブな話題が多いですね。ネガティブな話題なので真相は直接本で読んで下さい(笑)。
     それを振り返ると今の新日本プロレスは健全になったなと思う反面、昔の新日本プロレスのファンは物足りないんでしょうね。

     まあ今の私はプロレスで熱狂するようなファンでは無くなりました。今はただ昔熱狂したプロレスという文化の今後を…、そして私が最も人生の影響を受けた全日本プロレス、その当時活躍してくれた秋山選手が社長でいる限り応援していたいと思います。

     少し話はそれたような気がしますが、記者の先入観や主観で語られるスキャンダルな内容よりはリアリティのある内容ではあると思います。マニアの方には既に承知の内容も多いかもしれませんが、私には新鮮な話をいろいろ読めた気がします。特に某選手の不倫相手が現在結婚詐欺で捕まっていた事実には驚いたなあ…。
     本も350ページほどある厚みですので読み応えもあると思います。

    告白 平成プロレス10大事件 最後の真実
    長州 力 前田 日明 川田 利明 秋山 準 齋藤 彰俊 ほか
    宝島社
    売り上げランキング: 284




    Be the first to comment

    Leave a Reply

    Your email address will not be published.