スポーツの魅力とは?(【書籍】「スポーツ事業マネジメントの基礎知識」より)

スポーツ
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※参考文献

 ビジネスにおいて「顧客を創造する」ことは重要ですが、スポーツにおいては応援してくれるファン、スタジアムに足を運んでくれる観客を増やすことは当然必要になります。

 サッカーでは応援してくれるファンのことを「サポーター」と呼びますが、プロでなくアマチュアであったとしてもプレイヤーにとって支援してくれる人々が必要なことは言うまでもありません。
 選手がスポーツをプレーするためには、指導者、様々な事務作業をし環境を与えてくれるフロント、応援してくれる人達、対戦相手、審判等、多くの人達が存在するからこそ成り立つのがスポーツです。

 「スポーツ事業マネジメントの基礎知識」から次の文面を引用します。

プロスポーツの今後は、アスリートが厳しい練習を経てトップチームの選手になることを多くのサポーターが知ることであり、加えて選手がフェアな精神を持ち、教育においてもしっかり学び、リスペクトされる存在になることです。この状況を実現することによって一体感が生まれ、スポーツを抵抗なく受け入れる風土が形成できます。

 スポーツ選手がスポーツをプレーすることに集中するためには多くの人々の支援が必要です。
 そういったサポーターや支援者は、一生懸命健気にスポーツに取り組む選手を応援します。だからこそ、スポーツマンシップが必要であります。
 姑息な事をし、周りの選手や人々を罵声やプレーで痛めつけ、社会人としての模範とならないような選手を応援しようとする者はまずいないでしょう。

 昨今、様々なスポーツ選手のコンプライアンスに反するような出来事が報じられ、その一方で「スポーツ選手は結果を出していれば良い。」などといった乱暴な言動を聞くこともあります。その度に、スポーツマンとして、いや社会人としてさえの常識も考えれない世界になってはいけないと思います。

 ビジネスとして捉えても、一人のスポーツマンとして捉えても、プロアマ問わず社会からリスペクトされる存在になることで周りが育てられていくのだと改めて感じます。
 一指導者としては、そういう考え方を持てる選手を育てること、そして何より指導側、スポーツチームの風土的にフェアで心から素直にスポーツに取り組める環境を作ることが大事だと思います。それが地域社会にも良い影響を与えられるのだと信じます。

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