【スポーツ記事紹介】エディーHCが意識改革の宿題 最後まで熱く厳しく

スポーツ
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 今年のラグビーW杯の日本代表の戦いは大きな賞賛を受けています。
 私もそれほどラグビーは知りませんが、過去のW杯において1勝するのも厳しい状況だったことくらいは知っていましたので、今年の活躍ぶりは目をみはるものがあるでしょう。

 そんな中、下記のエディーHCの言葉に大変感銘を受けました。


エディーHCが意識改革の宿題 最後まで熱く厳しく - ラグビー : 日刊スポーツ
ラグビー日本代表から退任するエディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC、55)が、痛烈な「置きみやげ」を残した。南アフリカから歴史的金星を挙げるなど、世界中を驚… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

 エディー氏は、日本ラグビー界の伝統的な?練習方法に苦言を呈しているのですが、これは野球界にも、いやもしかすると日本スポーツ界全体にも言えることなのではないかと思いました。

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 「足の速いウインガーが大学にいて、1週間に6日も、中距離ランナーのような練習をさせられている。そうなれば速さは失われる。ボルトはマラソン選手のような練習はしない。スプリンターだからだ」
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 日本のスポーツ練習時間の長さもそうですが、私は選手がそれだけ長い時間練習するなら多くの練習法、トレーニング法を行い、自分の可能性を上げるチャンスがたくさんあることを意味していると思います。

 しかし、私が多くのスポーツチーム(アマチュアですが)を見てきた中で言うならば、ほとんどが走ってばかりの練習をしています。
 
 日本のスポーツ選手は長い時間の拘束を受けながらも必死になって取り組んでいるはずです。
 その中で指導者が自分自身の自己満足や自分の価値観だけで、合理的な考えもなく、ただ苦痛を与えるだけの練習をしている、そしてそれを行ってきた選手が自分がスポーツ選手としてのパフォーマンスをどれだけ伸ばせられたかに価値を見出すのではなく、苦痛に耐えたことが自分自身の価値観となり、それが自分自身の優越感として残り、それを指導者となって選手に同じことをやらせる悪循環が存在します。

 どれだけスポーツ科学が発展しても、多くの熱心なスポーツ関係者が研究をしても、20年も30年も全く変えようとしないスポーツ環境でどれだけ多くの選手の可能性が失われてきたか…をもっと熱心に考えるべきだと考えます。

 今回のラグビーチームをまとめ上げたのが外国人の指導者であり、またチームを去るにも関わらず、日本チームに助言を残してくれていることを真摯に受け止め、変革していくことが大事だと思います。
 良い伝統は残し、良い情報はどんどん取り入れて改善していく…、スポーツだけでなく、どんな社会にも大切なことです。

 エディーHCの言葉から、少しでも多くのスポーツ指導者が何かを感じ、行動に変えていくことを願っていますし、私は多くのスポーツ関係者の方と知り合い、そう言った必死に頑張っている選手が少しでも目標に近づける環境を作っていきたいと願います。

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