【記事紹介】「熱血プロレス実況者」元日本テレビアナウンサー・若林健治さんを現場復帰させたプロレスファンの力

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プロレスは非常に奥が深いジャンルであり、団体それぞれ固有で様々なストーリーを築いてきます。
ファンはその中で何に心を打たれ、感情を動かされたかで応援する選手や団体が変わってくるのだと思います。

私はジャイアント馬場さんが社長時代であり、鶴田、三沢、川田、田上、小橋選手らが活躍した90年代が最も好きなプロレスでした。
その中には変な遺恨や挑発合戦は必要以上に無く、ただファンとして安心してリングの中の戦いに没頭し、熱狂できました。
ただひたすらリングで戦い、その生き様をリングで表現する選手たちに心が動かされ、必死に応援し、また少しでも多くの人達に全日本プロレスを応援してほしいと思ったものでした。

最近のプロレスはどうもストーリーを作ろうとし過ぎ、リングの中のリアリティが無くなってきているように思いますし、長年のファンからすると結果が見えてしまうプロレスのストーリーには興ざめしてしまうこともあります。
そんな時にこの記事を読みました。

あの熱狂的なプロレス熱があった全日本プロレスの人気に間違いなく貢献したのは、日本テレビの実況陣である若林健治アナウンサーと福沢朗アナウンサーの両人です。
若林アナウンサーの実況にはプロレスへの熱い思いが伝わってきました。その言葉一つ一つでレスラーの背景や人生を垣間見て、ファンはその姿を自分に投影したのでは無いかと思います。

レスラー、ファン、実況…、皆が一つにまとまり、プロレスと言うジャンルを盛り上げていった最高の形だったのではないかと思います。
若林アナの実況フレーズを思い出し、改めてリングの中の戦いにこそリアリティがあるのだと再認識します。

今の予定調和のプロレスを悪く言うつもりはないですが、何か裏の背景が読めるプロレスではなく、リングの中の戦いに集中できるプロレスが見たいと思います。
これはスポーツにしても同じです。高校野球では裏の大人の世界が見えます。プロ野球ではフロントの影が見えます。
スポーツはその試合にこそ、本質があるものだと私は強く思います。
それを体現させてくれたのが、私にとっては90年代の全日本プロレスでした。

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