SAQトレーニングインストラクターレベル1セミナーに参加しました。

スポーツ

本日はSAQトレーニングインストラクターレベル1セミナーに参加してきました。
私は2005年に同インストラクターレベル1の資格を取得しました。それから10年の歳月が過ぎたのですが、スポーツ科学は10年も経てばどんどん進化しているはずです。それを確認し、今一度自分の指導スキルを向上させることを目的として再び受講することにしました。

実際、改めてSAQトレーニングの定義を最初に学びましたが、以前と比べて少しニュアンスも変わっていました。

改めて「SAQトレーニング」とは何かと言うと、スポーツに特化したスピード能力を向上させるトレーニングになります。
単純にスピードとは、一直線上を走るタイムで評価されます。(50m走など)
しかし、スポーツには方向転換、静→動、動→静などあらゆる動きの変化においてもスピードを素早く発揮させなければなりません。
それを下記の3つに分けて、トレーニング要素を考えます。

S = スピード(一直線上のスピード)
A = アジリティ(変化に対応した体のコントロール能力)
Q = クィックネス(刺激に対して素早く動く能力)

上記の3要素を実現するために、柔軟性、パワー、体幹バランスなども鍛えるという考えになります。

今日は「プレパレーションタイム(ウォーミングアップ)」についての講義を受けました。

ウォーミングアップの目的は、実際プレーするスポーツの動きを行う前に体の準備をすることでありますが主に筋肉の温度を温めるのがメインだと言われています。筋肉が温まることにより、より滑らかに筋肉が動くようになる訳ですが、それと共に「心拍数を高める」、「心の準備」なども含まれます。

以前はスタティック(静的)ストレッチなどもウォーミングアップで行われていましたが、最近はダイナミック(動的)ストレッチをメインに行います。
筋肉を大きく動かしながら筋温を温めて、心拍数も程よく上がります。
また今回のセミナーで改めて感じたのは、関節の個々の部位を単独で大きく動かした後、それを体全体で動かしていくようにウォーミングアップの中で難易度を上げていかないといけないという事です。
今日は実技もありましたが、そのほとんどは股関節を動かすものでした。
身体パワーの源は下半身、それを生み出すのは股関節の動きということなるのでしょう。この股関節の動きと体幹の強いバランスに上肢の動きが協調されることにより、あらゆるスポーツにおいて発揮できる能力が増えるのだと考えます。

今日は非常に動いたので、明日はかなりの筋肉痛になりそうですが、この年齢になってもそこそこついていけたので安心しました(笑)
まだまだ老け込みたくは無いので、もっと頑張りたいと思います。

スピード能力はあらゆるスポーツに必要なので、どんなスポーツを指導することになっても対応できるよう今後もSAQを学んでいきたいと思います。

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