全日本プロレス、秋山社長就任と今後への期待

 

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最近は相変わらず忙しく、ブログを更新するのも久し振りになってしまいました。
全日本プロレスの社長に秋山選手が就任した話題にも触れたかったが、今になってしまいました。

先日、秋山選手とジャイアント馬場夫人の馬場元子さんとの2ショットが週刊プロレスの表紙を飾っているのを見た時、非常に感慨深いものを感じ、すぐに購入しました。
週刊プロレスには、編集長と秋山社長の4ページにも渡るインタビュー記事が掲載されておりましたが、その会話を呼んでいると本当にうれしくもなりました。

今のプロレス界は本当に厳しい時代です。相当うまくやらないと利益どころか選手達の生活もままならない可能性もある状況であります。今年に入り、前会社が運営していた頃は選手のファイトマネーが出なかったそうです。誰かが立ち上がらないと全日本プロレスの看板どころか、選手の生活もまともにできません。そういった中、選手達で立ち上がらないといけなかったのでしょう。
そして、ジャイアント馬場さんが手塩をかけて育てた数少ない現役選手である秋山選手が社長になる決心をしてくれました。
私は昨年、小橋建太選手が引退し、既に心から応援できるプロレスラーはいなくなったこと、そしてジャイアント馬場さんがいた頃、何よりも大好きだったプロレスをもう見なくなるだろう…ということを寂しく思っていました。その一方、敢えて応援できるとしたら小橋選手とまともに互角に戦えた唯一の選手とも言える秋山選手くらいでしたが、今更応援する理由もありませんでした。しかし、秋山選手が全日本プロレスに復帰し、それがうれしく懐かしくて10年ぶりくらいに昨年全日本プロレスを生観戦するようになりました。
そして今回、何とその秋山選手が社長になり、尚且つ今まで名前が出てこなかった”ジャイアント馬場”の名前が出てくるようになったことに感銘を受けたのです。

全日本プロレスの創始者であるのに存在を隠されていた、私が尊敬する馬場さんが改めてクローズアップされ、秋山選手がその団体を引き継ぐ・・・、今のプロレス界で私が心から応援できる唯一の状況が生まれたのです。
そうなれば、昔のように全日本プロレスを徹底的にサポートしたいと思えるようになりました。

私が高校時代、最も精神的にも乱れる年代であったでしょうが、その時にいつもリング上で激しい戦いを見せてくれたのが全日本プロレスのレスラー達であり、特に三沢光晴、川田利明、田上明、小橋健太の四天王と呼ばれた選手達の試合は毎回テレビで興奮させられ、人間でも鍛えたらここまで強くなれるのか・・・と勇気をもらったものです。そして、自分自身も努力をしていかないといけないと感じさせてくれました。
そして、その激しい戦いに唯一後輩でついていけたのが秋山選手でした。
これだけ観ているものを体を張ってまで勇気付けてきてくれた選手達には、どうか報われて欲しい、だからこそ、今はファンとしてではなくサポーターとして応援したいと思うのです。

週刊プロレスのインタビューでは秋山選手はこのように話されていました。

 「馬場さんから教わって、四天王を見て、それを伝えないといけないと思います。」

編集長はこのように言いました。

 「秋山選手が受け継いでいる遺伝子と言うのはある意味で日本プロレス界最高級のものですからね。」

あの観ているものを大熱狂させた、そして心から応援できた、あの凄かった時代をもう一度!
プロレスはリングの戦いの中でどれだけ苦しい状況でも歯を食いしばって立ち上がり、戦い続ける。それに感動したファンが心から声援を送り、それがいつしか会場全体のボルテージが最高級のものとなる。
そして試合が終わった後は、何か心が強くなる。

プロレスは本当に素晴らしいもののはずですし、いつしかエンターテイメントづいた今の日本プロレスですが、だからこそそういった真の戦いを見せられるのが、”王道プロレス”であり”馬場プロレス”の全日本プロレスであると思います。
どうか、一生懸命体を酷使して戦うプロレスラーが陽の目を見、努力が報われるよう私も微力ながら応援していきたいと思います。
今の年齢になって、心から応援できるものが生まれて本当にうれしい限りです。

 

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